不眠症が睡眠薬でも改善しない理由──眠れない原因は"心"ではなく、重力の向きが90度変わり、誰でも眠ると呼吸が弱くなるから
不眠症で悩み続けた睡眠呼吸研究者がたどり着いた結論── 眠れない原因は「睡眠中の呼吸の弱さ」だった

トラタニ株式会社(石川県かほく市)は、不眠症が睡眠薬でも改善しない理由が「睡眠中の呼吸の弱さ」にあることを確認しました。 医学が"日中のストレスや生活習慣"を中心に見ているため、眠れない本当の原因にたどり着けていないのです。「薬を飲んでも眠れない」 「カウンセリングを受けても改善しない」 こうした声はとても多いです。
しかし、これはあなたのせいではありません。 理由は、医学が見ている方向と、眠れない原因の方向が違うからです。
◆医学が見ているのは"日中のあなた"
睡眠クリニックでは、問診で必ずこう聞かれます。
最近ストレスはありますか
生活習慣はどうですか
寝室環境はどうですか
心配事はありますか
体内時計は乱れていませんか
つまり、医学が見ているのは 「日中のあなた」 です。
しかし、眠れない本当の理由は 「夜、横になった瞬間のあなた」 にあります。
ここが大きなズレです。
◆横になると呼吸が弱くなる──誰でも起きる体の仕組み
人は横になると、重力の向きが90度変わり、背中が寝具に押しつけられます。 胸の動きは小さくなり、横隔膜も十分に動けません。
さらに、眠ると顎の筋肉がゆるみ、舌が喉側へ落ちやすくなります。 これによって気道が狭くなり、呼吸がさらに弱くなります。
これは生活習慣ではなく、 体の構造上、誰でも必ず起きる現象です。しかし、睡眠医学はここに気づいていないのです。

◆呼吸が浅いままでは、薬を飲んでも体は眠る準備に入れない
呼吸が浅くなると、体は「酸素が足りない」と判断し、 自動的に 交感神経(緊張のスイッチ) が入ります。
交感神経が働いている状態では、 どれだけ薬で眠気を強くしても、 どれだけ気持ちを整えても、 体は"眠るモード→副交感神経優位のリラックスモード"に入りません。
つまり、
呼吸が浅い → 交感神経が働く → 緊張 → 眠れない
という流れが残ったままなのです。
睡眠薬は「眠気を強くする薬」であり、 「呼吸を深くする薬」ではありません。それどころか呼吸を一層弱めてしまい、体内環境は酸素不足→交感神経優位→ストレス→質の悪い睡眠となります。
だから、 薬を飲んでも改善しない人が多いのです。
◆眠りの鍵は「交感神経 → 副交感神経」への転換

眠るために必要なのは、 副交感神経(リラックスのスイッチ) が働くこと。
そのスイッチを入れる一番の方法が、 睡眠中の呼吸を深くすること です。
呼吸が深くなると、
心拍が落ち着く
筋肉がゆるむ
脳が休息モードに入る
眠りに入りやすくなる
という自然な流れが起きます。
眠れない原因は、 あなたの性格でも、努力不足でもありません。 横になると呼吸が弱くなる"体の仕組み"が原因なのです。
■ 呼吸は変えられる──体の上流を整える
呼吸は変えられます。 構造を理解し、睡眠中の呼気の弱さを改善することで、 細胞の回復力を取り戻すことができます。
■ トラタニ株式会社について
トラタニ株式会社は、世界的にも研究が進んでいない 「睡眠中の呼吸環境」という未踏領域に挑み、 呼吸・睡眠・生理学・物理学・解剖学を横断して研究を進めています。
アパレル3D設計で培った立体構造技術を応用し、 体内環境に関する特許技術を30件以上保有。 人類の健康に新しい選択肢を提供することを目指しています。
著書:すごい睡眠呼吸(あさ出版)



