TOKAIコミュニケーションズがbellSalesAIを本格導入
“一言メモ”止まりだったSalesforceの日報を、AI活用できる商談データに ~約40名のPoCで精度・セキュリティを検証し、法人営業本部で本格運用~
Salesforce入力エージェント「bellSalesAI(ベルセールスエーアイ)」の開発・販売を行うベルフェイス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:中島 一明)は、法人向け回線サービスやクラウド・システム構築を手がける株式会社TOKAIコミュニケーションズ(本社:静岡県静岡市、代表取締役社長:高橋 強 ※「高」は正式には「はしごだか」)が、法人営業本部全体でbellSalesAIの本格運用を進めていることを発表しました。

同社では、Salesforceへの日報入力は行われていたものの、その内容は一言メモにとどまり、商談の詳細が十分に記録されていませんでした。そのため、営業マネージャーが商談内容を把握するには、営業担当者への個別確認に時間と労力を要していました。また、AIで活用できる商談データが十分に蓄積されず、営業活動の高度化・効率化に向けたAI活用の土台を築けないことも課題となっていました。そこで、約40名規模のPoCで精度・セキュリティ・お客さまの受容性を検証したうえでbellSalesAIを導入しました。特に積極的に活用しているユーザーでは、Salesforceへの活動内容の入力文字数が導入前と比較して約8.08倍に増加しています。商談内容を構造化データとしてSalesforceに蓄積し、AIエージェント活用の土台づくりを進めています。
■導入背景 : 商談の詳細を蓄積し、営業活動の高度化・効率化につなげる
株式会社TOKAIコミュニケーションズは、法人向け回線サービスやクラウド・システム構築を手がけるIT・通信企業です。生成AIやAIエージェントの業務活用が現実的になる中、同社では、その前提となる「営業現場の一次情報(詳細で網羅的な商談内容の記録)」を収集・蓄積する仕組みが必要だと考えました。あわせて、営業担当者の日報・商談記録の入力負荷を軽減することも目的として、bellSalesAIの導入を検討しました。
同社では、Salesforceへの日報入力そのものは定着していたものの、次の3つの課題が顕在化していました。Salesforceを導入していながら活用しきれていない、多くの企業にも通じる課題です。
・「件数」は満たしても「中身」が伴わない:日報入力欄はフリーテキストで文字数の下限がありませんでした。そのため、「月40件入力」というKPIは満たされる一方、内容は一言メモ程度にとどまり、構造化されたデータがCRMに蓄積されていませんでした。
・入力負荷が大きく、入力が後回しに:商談後の日報入力は1件あたり約5分、一人1日あたり約15分を要していました。商談が続く日は事務所に戻ってから記憶を頼りに入力する負担が生じ、KPIが集計される月末にまとめて入力するケースも見られました。
・第三者が読み取れない記録:記録が要点メモ程度のため、営業マネージャーが商談内容を把握するには、営業担当者への個別確認に時間と労力を要していました。
こうした状況から、本部内では、商談の詳細が十分に記録されないことでAIで活用できるデータが蓄積されず、営業活動の高度化・効率化に向けた土台を築けないことが課題として認識されるようになりました。そこで、商談の会話から必要な情報を自動で構造化してSalesforceに残せる仕組みとして、bellSalesAIの導入に至りました。
導入までに越えた2つのハードル
AIを使った商談記録ツールの導入にあたっては、次の2点が論点となりました。
- お客さまへの配慮:録音・AI活用の同意ルールを整備
商談を録音・AI解析することについて、お客さまの理解をどのように得るかが課題でした。そこで、録音・AI活用について、お客さまから同意を得るための運用ルールを整備しました。
- AIによる要約・項目抽出の精度:約40名のPoCでハルシネーション発生率まで定量検証
誤った内容を生成しないか、実務で使えるレベルにあるかを見極めるため、営業部門の協力を得て約40名規模のPoCを実施しました。組織としての導入価値、ハルシネーション(誤生成)の発生率、お客さまの受容性を定量的に検証し、その結果とROI試算をもとに本導入の承認を得ました。
bellSalesAIを選んだ3つのポイント
- Salesforce入力工数の削減:録音からSalesforce連携まで一気通貫
法人営業本部の全員が手動でSalesforceに入力していたため、入力粒度にばらつきがあり、統一的な運用が困難でした。bellSalesAIは、録音、文字起こし、AI要約、CRM項目の自動抽出、Salesforce連携までを1つのサービスで完結でき、営業担当者の負担を増やさずにSalesforceへデータを蓄積できる点が評価されました。
- データ品質の向上と標準化:項目ごとのプロンプト設定で自社の営業管理に対応
同社には、営業担当者の主観を排除したファクトベースの商談記録を、構造化データとしてSalesforceに蓄積したいというニーズがありました。日報・KPI管理・月報の入力品質を均質化するためです。項目ごとにプロンプトを自社でカスタマイズできるため、同社の営業管理に合わせて約24項目を自動入力する仕組みを構築しました。
- 蓄積データの活用:営業活動の高度化に向けた基盤として評価
同社は、bellSalesAIによってSalesforceに蓄積される構造化された商談データを、営業活動の分析やナレッジ共有に活用していく方針です。商談の会話から必要な情報を自動で整理し、継続的に蓄積できる点が、営業の分析やナレッジ共有など、今後のデータ活用に向けた基盤として評価されました。
導入効果と今後の期待効果
※2026年9月中旬の本稼働開始から間もないため、本番環境における導入効果は現在測定中です。
- 入力情報量の増加 : 積極活用ユーザーの入力文字数が約8.08倍に
特に積極的に活用しているユーザーにおいて、導入以降のSalesforceへの活動内容の入力文字数が、導入前と比較して約8.08倍になりました。現時点では全ユーザーへのライセンス配布が完了していないため、今後の利用ユーザーの増加に伴い、さらなる効果向上を見込んでいます。
- 商談内容の可視化によるマネジメントの精度向上
PoC参加者からは、「商談の中身まで網羅的に把握できるため、マネージャーの立場から予算や案件管理の精度が上がった」「『あの商談のとき、お客さまが何を言っていたか』を後から確認できて便利」「その場のメモに追われず、後から意味や内容を確認できるのが助かる」といった声が上がっています。
- 営業ナレッジの蓄積・共有への期待
今後は、商談記録から得られる、よくある質問への切り返しトーク(カウンタートーク)などを営業ナレッジとして整理し、社内での共有や新人・若手の育成に活用していくことを目指します。
顧客コメント
「AIエージェントを活かすには、まず良質な一次情報が必要だと考えていました。営業担当者にとって日報が“書かされるもの”から“後で使えるもの”に変わりはじめたことが、いちばんの手応えです。まだ本格運用は始まったばかりですが、商談内容を組織の資産として積み上げ、新人・若手の育成やAI活用にもつなげていきたいと考えています。」
(株式会社TOKAIコミュニケーションズ 法人営業本部 事業推進部 マーケティング課 近藤 修麻 氏)
今後の展望
株式会社TOKAIコミュニケーションズでは、Salesforceを取引先・商談/活動管理の基盤とし、bellSalesAIで構造化された商談データを蓄積したうえで、そのデータを営業活動の分析やナレッジ共有に活用していく方針です。今後は、利用者向けのセットアップガイドを整備して、利用開始のハードルを下げ、法人営業本部 約145名全員への定着を図るとともに、優れた商談記録を新人・若手の育成にも活かします。将来的には、AIを活用し、データに基づく営業活動の高度化を目指します。
bellSalesAI(ベルセールスエーアイ)について
bellSalesAIは、営業担当者の商談情報をAIが自動で抽出・構造化し、Salesforce入力を効率化するサービスです。「Salesforceを導入したものの入力が定着しない」「入力はあっても活用できるデータが貯まらない」といった課題に対し、商談の会話から必要項目を自動で抽出し、Salesforceに反映します。特徴は以下の通りです。
- Salesforce入力効率化に特化 : AIが商談会話から必要項目を自動抽出
- 圧倒的な使いやすさ : 対面はスマホアプリ、Web商談はPCアプリで簡単操作
- 高精度な要約・抽出 : 独自AIが情報抽出・構造化を高精度で実施
bellSalesAIに関するお問い合わせはこちらから
株式会社TOKAIコミュニケーションズ 会社概要
商号 : 株式会社TOKAIコミュニケーションズ
所在地 : 静岡県静岡市葵区常磐町2丁目6番地の8 TOKAIビル
代表者 : 代表取締役社長 高橋 強
※「高」は正式には「はしごだか」
設立 : 1977年3月18日
資本金 : 12億2,148万円
事業内容 : 法人向け回線サービス、クラウド・システム構築 等
ホームページ : https://www.tokai-com.co.jp/
ベルフェイス株式会社 会社概要
商号 : ベルフェイス株式会社
所在地 : 東京都港区新橋6-13-10 PMO新橋9F
代表者 : 代表取締役 中島 一明
設立 : 2015年4月27日
資本金 : 9,148百万円(資本準備金含む)
事業内容 : Salesforce入力エージェント「bellSalesAI」の開発・販売
ホームページ : https://bellface.co.jp/