日本人初、18歳・中川豪優がタイ最高峰ロードレースで 強豪ワークス勢を撃破、雨中の逆転劇で総合優勝
11歳で単身タイへ渡った少年。 雨天のレースを制し、表彰台に日本とタイの国旗を掲げる
福岡県大牟田市出身のロードレーサー・中川豪優(なかがわ・ごうゆう/18歳/NJT S-OIL Racing Team)が、2026年10月18日、タイ・ブリーラムで開催された「NEXZTER BRIC Superbike Championship 2026 第3戦」のスーパースポーツ600ccクラスにおいて、Proクラスを含む混走レースで総合優勝を果たしました。

同大会はタイ国内最高峰のロードレース選手権の一つで、世界を目指すライダーたちがしのぎを削る舞台です。Idemitsu Honda Team Christmas、Yamaha TN PTT Lubricants Team、Butler Garage Racing Teamなど、国内外の有力チームや実力派ライダーが集結する中、プライベートチームから参戦した中川選手が、強豪ワークスチームを抑えて頂点に立ちました。

悪天候を味方に 5番手からの逆転勝利
中川選手は、5番グリッドからレースをスタート。
スタート直後に雨が降り始め、次第に豪雨となり、赤旗が提示されてレースは一時中断となりました。
多くのライダーにとって難しい雨天のコンディション。しかし、中川選手にとって雨は決して苦手なものではありませんでした。
元レーサーの父親の影響で小学2年生からモトクロスを始めた中川選手は、幼い頃から滑りやすい路面でのマシンコントロール技術を磨いてきました。
雨天のレースを得意とし、本人も「雨のレースはテンションが上がる」と語るほどです。
雨が上がり、レースは8周に短縮。再び5番グリッドからスタートしました。
中川選手は濡れた路面でも安定したライディングを見せ、2位に5.005秒差をつけてチェッカーフラッグを受けました。
モトクロスで培った技術が、雨のレースで発揮されました。
レース結果 Super Sport 600cc
大会 : NEXZTER BRIC Superbike Championship 2026 第3戦
開催日: 2026年10月18日(日)
会場 : チャーン・インターナショナル・サーキット(タイ・ブリーラム)
● 優勝:中川豪優(JPN / NJT S-OIL Racing Team)
● 記録:15分16.767秒(8周)
● 2位との差:5.005秒


17歳で年間王者、18歳で強豪ワークスチームを破る
2024年に600ccクラスへ本格参戦した中川選手は、翌2025年、17歳でSS1クラスの年間シリーズチャンピオンに輝きました。
しかし、Proクラスを含む混走レースでは、強豪ワークスチームとの戦いで悔しさを味わうこともありました。
それでも世界への夢を諦めることなく、サーキットでの走行練習に加え、コースを離れた時間もイメージトレーニングを重ねてきました。
今大会にはHONDA、YAMAHAなどの有力ワークスチームが参戦。一方、中川選手が所属するNJT S-OIL Racing Teamはプライベートチームです。
中川選手は、長い手足を活かした独自のハングオフスタイルと、タイのサーキットで培った経験を武器に、強豪ワークスチームを抑え、Proクラスを含む混走レースで総合優勝を果たしました。
クラス別年間王者から、混走レース全体の頂点へ。
今回の勝利は、中川選手の実力を証明するとともに、チームにとっても大きな金星となりました。

目指すは世界最高峰、MotoGPでの優勝
中川選手が見据えるのは、世界最高峰の二輪ロードレース「MotoGP」での優勝です。
その目標は、25歳までにMotoGPで頂点に立つこと。
11歳で日本を離れたときから、世界への挑戦を続けてきた中川選手。
18歳でつかんだ今回の勝利も、彼にとってはゴールではなく、夢へと続く道の途中にあります。

サーキットからタイ芸能界へ。次世代スター誕生の期待が高まる。
世界最高峰のMotoGPを目指す中川選手が、レーサーとしての活動に加え、タイでの芸能活動を本格的に開始します。
端正なルックスと、日本語・英語・タイ語の3か国語を操るトリリンガルという強みを持ち、すでにタイではアイドル的な人気を集めています。
今後は、タイの人気アイドルとの共演をはじめ、現地のテレビ番組、ドラマ、CM、雑誌などへの出演を続々と予定しています。
サーキットと芸能界。今、タイで最も知られる日本人、中川豪優。タイ芸能界への本格進出によって、その人気と存在感はさらに高まっていくと期待されています。

11歳で親元を離れ、世界を目指してタイへ
福岡県大牟田市で5人兄弟の3番目として育った中川選手。
元レーサーの父親の影響で小学2年生からモトクロスを始め、小学4年生で九州選手権2位。小学5年生でロードレースに転向しました。
11歳で世界を目指して親元を離れ、単身タイへ移住。新型コロナウイルスの影響で長期間帰国できない中、練習とレースに打ち込んできました。
2022年にはHonda Thailand Talent Cupで初優勝。翌2023年にも開幕戦で優勝し、2024年には600ccクラスへ本格参戦。2025年には17歳でSS1クラスの年間シリーズチャンピオンに輝きました。
今回の優勝は、幼い頃から積み重ねてきた挑戦の新たな成果となりました。
表彰台で掲げた、日本とタイをつなぐ国旗
優勝後、中川選手が掲げたのは、日本とタイの国旗をつなぎ合わせた特別な旗でした。
これはHonda Thailand Talent Cupで優勝した頃から続けている、中川選手ならではのスタイルです。
今回の優勝でも両国の旗を掲げ、表彰台に立ちました。その姿は、日本人としての誇りと、タイで育ててもらったことへの感謝を象徴するシーンとなりました。


選手プロフィール
中川豪優(なかがわ ごうゆう / Goyu Nakagawa)

生年 : 2008年(18歳)
出身 : 福岡県大牟田市
家族 : 5人兄弟の3番目
所属 : NJT S-OIL Racing Team
使用言語: 日本語・英語・タイ語
目標 : 25歳までにMotoGP優勝
主な経歴
小学2年 : 元レーサーの父親の影響でモトクロスを開始
小学4年 : モトクロス九州選手権2位
小学5年 : ロードレースへ転向、Team RSC所属
11歳 : 世界を目指して親元を離れ、トレーナーとともにタイへ移住
2021年 : Honda Thailand Talent Cupに本格参戦
2022年 : 14歳で同大会初優勝、年間ランキング4位
2023年 : 同大会で開幕2連勝を含む年間3勝、表彰台6回、年間ランキング2位
2024年 : Plan B Media BRIC Superbike Championship 600ccクラスに本格参戦。
EEST NJT Racing Teamに加入し、第2戦・第4戦でそれぞれ3位を獲得
2025年 : NEXZTER BRIC Superbike Championship 600ccクラス(SS1)で
開幕戦の混走総合ポールポジションを獲得。
17歳でSS1クラス年間シリーズチャンピオンに輝く
2026年10月: NEXZTER BRIC Superbike Championship 第3戦、
スーパースポーツ600cc(SS600)でProクラスを含む混走レース総合優勝
次戦のご案内

日程: 2026年11月19日~22日(予定)
会場: チャーン・インターナショナル・サーキット(ブリーラム)
年間チャンピオンをかけた2レース制
中川選手は、さらなる勝利と年間チャンピオン獲得を目指し、最終戦に挑みます。
■優勝時のレース動画 3:30秒~
https://youtu.be/AKiZQQ0Ie_A?si=Oa_WqRgew4JtZ8E5&t=244