「1年は決められなくても、10回なら始められる。」 Prayers Studio、演技の“行動”と“感情”を学ぶ全10回の基礎ワークショップ2講座を開講

年間トレーニングへの参加を決める前に、まず10回。スタニスラフスキーとマイズナーを基礎から学ぶ2クラス。「ホンが読める役者になる!」は久しぶりの開催

2026-09-17 14:09
Prayers Studio

Prayers Studio(東京都新宿区築地町4 代表:渡部朋彦)では毎年、1年間を通して演技の基礎を学ぶ本格的な俳優トレーニングクラスを開講しています。

演技を本格的に学んでみたい。
もっと力のある俳優になりたい。
けれど、いきなり1年間のトレーニングに飛び込むのは、少し勇気がいる。
そんな人が、まず「10回」からPrayers Studioの演技教育に触れられるワークショップを開講します。

今回募集するのは、戯曲を読み解くためのクラス「ホンが読める役者になる!」と、感情と身体を自由にする「Basic1」。

Prayers Studioが演技の基礎として大切にしている2つの柱——「行動」と「感情」を学ぶクラスです。
これから演技を学びたい人にも、すでに俳優として活動している人にも、自分の演技をあらためて見つめ直す入口となるワークショップです。

演技は、「感情を作ること」ではない

悲しい場面だから、悲しそうに話す。
怒っている役だから、声を荒らげる。

一見すると「演技らしく」見えても、感情の形を再現するだけでは、俳優はその場で自由に生きることができません。

Prayers Studioが演技の基礎として重視しているのは、役が置かれた状況を読み、その瞬間に相手に対して何をしようとしているのか——つまり「行動」を明確にすることです。

誰かに許してほしい。
引き止めたい。
認めさせたい。
守りたい。

人は目的に向かって相手に働きかけ、その結果として感情が動きます。

この人間の自然な仕組みを土台に役をつくることで、俳優は「悲しそうに見せる」「怒っているように振る舞う」ことから離れ、舞台上やカメラの前で、相手との間に実際に起きることへ反応できるようになります。

その土台となるのが、スタニスラフスキー・システムの「行動分析法」です。

台詞の奥にある「人間の行動」を読む 「ホンが読める役者になる!」全10回

俳優は台本を渡されたとき、書かれている台詞とト書きから、役の人生、相手との関係、その場で何が起きているのかを読み取らなければなりません。

しかし、「この台詞は、どんな気持ちで言えばいいのだろう」と“気持ち”から考え始めると、
演技は曖昧になりがちです。

「ホンが読める役者になる!」クラスでは、スタニスラフスキー・システムの「行動分析法」を使い、

「この人物は何を求めているのか」
「相手をどうしたいのか」
「そのために、今何をしているのか」

を具体的に読み解いていきます。

前半5回では理論を順を追って学び、後半5回では、自分で分析した戯曲を実際に演じながら検証します。
頭で理解するだけではありません。
分析によって演技がどう変化するのかを、自分自身の変化だけでなく、目の前の受講者の演技の変化も通して確かめていく実践的なクラスです。

この方法は、特定の演出家や作品にだけ通用する「型」ではありません。
舞台でも映像でも、古典でも現代劇でも、俳優が台本から自分の力で役を立ち上げるための土台となるもの。
いわば、これからどんな現場へ行っても自分を支えてくれる、俳優としての「背骨」をつくるための学びです。
同クラスは不定期開催で、今回は久しぶりの開講となります。
次回の開催時期は未定です。

自分という「楽器」を、もっと自由に鳴らす 感情と身体をひらく「Basic1」全10回

もう一つの基礎クラス「Basic1」では、マイズナー・テクニックを軸に、俳優自身の感情、身体、想像力、集中力、そして相手役とのコミュニケーションをトレーニングします。

多くの人は成長するなかで、

「怒ってはいけない」
「泣いてはいけない」
「目立ってはいけない」
「失敗してはいけない」

と、知らず知らずのうちに自分の感情や行動にブレーキをかけるようになります。

日常生活では自分を守ってくれるそのブレーキが、俳優にとっては、本来持っている感情や反応を小さくする「癖」になることがあります。

本当は怒っているのに笑ってしまう。
悲しいのに、平気なふりをしてしまう。
相手をまっすぐ見られない。
何かを感じる前に、正解を探してしまう。

Basic1は、単に大きな声を出したり、無理に感情を解放したりするクラスではありません。

一人ひとりが自分の反応の癖に気づき、心と身体を丁寧に調律し、俳優自身という「楽器」を、より自由に、より豊かに使えるようにするためのクラスです。

相手役の言葉を、本当に初めて聞いたように受け取ること。
決めてきた演技を再現するのではなく、その瞬間に相手から受け取ったものに反応すること。
虚構の状況を、自分にとっての真実へと変えていくこと。

そうした訓練を重ねることで、演技を「見せるもの」から「その場で起きるもの」へと変えていきます。

大きく宣伝してこなかった、少人数のワークショップ

Prayers Studioでは、これまで俳優をはじめ、映画・舞台などさまざまな創作現場に携わる人たちがトレーニングに参加してきました。
一方で、ワークショップを大々的に宣伝することは多くありませんでした。

その理由の一つが、少人数で、一人ひとりの状態や課題を見ながら時間をかけて指導するスタイルにあります。

短期間で目立つ成果をつくるのではなく、俳優が自分自身で考え、感じ、行動できるようになるまで、基礎を丁寧に積み重ねること。
講師自身も俳優・演出家・アクティングトレーナーとして長年、創作と俳優教育の現場に立ち、理論だけで終わらない、実践につながるトレーニングを行っています。

演技指導は、誰が、どのような根拠と経験をもって教えているかが重要です。
Prayers Studioでは、スタニスラフスキー・システムを基盤とした一貫性のある方法によって、舞台にも映像にも応用できる演技の土台を育てています。

「演技に自信がある人」だけの場所ではない

このワークショップは、すでに自信を持って演技をしている人だけを対象としたものではありません。

過去のレッスンやワークショップで否定され、演技に自信を失ってしまった人。
演技が好きだったはずなのに、いつの間にか面白いと思えなくなってしまった人。
「自分には才能がないのではないか」と迷っている人。
これから初めて演技を学んでみたい人。

そうした人にも、講師が一人ひとりの状態を見ながら指導を行います。

また、Prayers Studioにはハラスメントへの適切な対応について専門的な知識・資格を持つスタッフが在籍し、受講者が不安や違和感を抱えたままにならない環境づくりにも取り組んでいます。

俳優・声優として活動している人はもちろん、これから俳優を目指したい人、表現することそのものを学びたい人も参加可能です。
参加に不安がある場合には、事前に相談することができます。

1年間を決める前に、まず10回から

本格的なトレーニングには、時間も覚悟も必要です。
だからこそ、最初から「1年間続ける」と決められなくても構いません。

まず10回、学んでみる。
その中で、自分の身体や感情がどう変わるのか、台本の見え方がどう変わるのかを確かめてみる。

「才能があるかどうか」を決める前に、まず方法を知ること。
演技を諦める前に、もう一度、本気で学んでみること。

Prayers Studioの全10回のワークショップは、そのための入口です。

さらに深く学びたい人へ——1年間の「トレーニー」

Prayers Studioではこのほか、1年間を通して演技の基礎を本格的に学ぶ年間トレーニングクラス「トレーニー」を開講しています。

今回の全10回のワークショップで演技の基礎に触れ、
「もっと深く学びたい」
「継続してトレーニングしたい」
と感じた人にとって、その先に進むための選択肢の一つとなります。

次回は2027年4月からのスタートです。
2027年度の募集情報は近日公開予定です。

次回の募集について知りたい方は、Prayers Studio公式サイトをチェックするか、公式LINE:https://lin.ee/AkPqE7Tにご登録ください。
募集開始などの最新情報をお届けします。

公式サイト:https://prayers.jp/

学ぶだけでなく、実際の創作現場へ

https://prayers.jp/

Prayers Studioは、俳優トレーニングと並行して舞台公演も継続的に行っています。
トレーニングで学んだことと、実際に観客の前で作品をつくる創作現場を往復しながら、「舞台上で本当に生きる演技」を研究し続けています。

<開講クラス>
◆スタニスラフスキー「行動分析法」を学ぶ
「ホンが読める役者になる!」全10回

詳細・開催日程・受講料・申込み
https://prayers.jp/pg532.html

◆マイズナー・テクニックを軸に感情と身体を調律する
「Basic1 Class」全10回

詳細・開催日程・受講料・申込み
https://prayers.jp/Basic1.html

主催:Prayers Studio
公式サイト:https://prayers.jp/
お問い合わせ:mail-info@prayers.jp