プレスリリースだけの広報活動では結果が出なくなってきている理由と対策

プレスリリースの歴史から学ぶ。「プレスリリースだけでは結果が出なくなった理由」

プレスリリース配信サービスの出現。「出せば載る時代」が始まる

弊社の運営するプレスリリース配信サービス「@Press(アットプレス)」は、2001年2月2日よりサービスを開始しています。
2001年ごろは、プレスリリース配信サービスは存在していなかったため、プレスリリースを配信する企業にとってもメディアにとっても画期的なサービスでした。この頃は、「プレスリリースを出せば載る時代」と言っても過言ではない時代でした。

アットプレスサービス開始のニュース

プレスリリースを出す文化が浸透し、「出しても載らない時代」に

プレスリリースの有用性が口コミなどを通じて浸透するとともに、プレスリリースを出す企業が徐々に増えていきました。
現在では、1日に1,000を軽く超えるプレスリリースが日本中の企業からメディアに対して送られています。

メディアのもとに大量に送られてくるプレスリリース
メディアのもとに大量に送られてくるプレスリリース

捌ききれない量のプレスリリース

毎日数百から数千のプレスリリースが、メールとFAXで送られてきます。
メディア(記者)の立場になって想像してみてください。それほど多くのプレスリース全てに目を通すことができないことは容易に想像できると思います。殆どのプレスリリースは、読まれることなく他のプレスリリースに埋もれてしまいます。

多くの企業が「プレスリリースを出したけれど、どのメディアも取り上げてくれなかった…」という経験をしたことがあるかと思います。
これは、このようにメディア(記者)が捌ききれないほどのプレスリリースが毎日届いていることが原因です。

それでも尚プレスリリースを出すことは必要

このように書くと「プレスリリースってもう出す意味がないよね…」と思われてしまうかもしれませんが、それでも尚、出す必要があります。
このような時代であっても、記者に読んでもらえ、記事にしてもらえるケースはまだまだ多くあります。
出すことをやめてしまうとこれらの可能性をすべて捨ててしまうことになります。現在においては、プレスリリースは根気よく送る必要があるのです。

メディアの情報源がプレスリリースからSNSに移ってきている

プレスリリースは信頼性が低い

プレスリリースは「企業が自由に書くことのできる情報」です。例えば全く売れていない商品を「売り切れ続出!大人気商品!」と書くことはどの企業にも可能です。

このようにプレスリリースの内容には信頼性がないため、メディアは「プレスリリースの内容が真実かどうか」を取材などをして見極める必要があります。